善水寺(ぜんすいじ)
【金銅誕生釈迦仏立像特別公開 】
いつもは非公開ですが
毎年4月29日頃から1週間ほど公開します。
【花祭り 潅仏会】
毎年5月5日
仏祖釈尊の生誕を祝い、仏像の周りを花々で飾り付け、甘茶を誕生仏の頭上から注ぎます。
<金銅誕生釈迦仏立像>
蝋型鋳物による一鋳の金銅仏で、空洞のないいわゆるムクの像。
頭部の肉髻、螺髪を鋳出し。タガネを用いてその輪郭線を明瞭に表す。
誕生釈迦像は東大寺像が有名であるが、これを模したものである。
奈良時代後期の作と考えられる
像高23cmほどの金銅仏で、花祭り潅仏会の本尊である。
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最後に訪れるのは、静かな山中に佇む善水寺
善水寺は岩根山の中腹に位置する、山岳寺。山門の前にはハイキングコースのような参道があり、徒歩でおいしい空気を味わいながら登るのが気持ちい い。途中、観音堂という小さなお堂を鑑賞し、善水寺に到着。そこは山の自然と見事に調和した風流なお寺でした。本堂は入母屋造りの桧皮葺、軒反りが優美な 曲線を描く美しい建物です。本堂の横には日本庭園もあり、独特の石組みや樹木の配置が古来の「侘び寂び」を表現しているようです。
貴重な仏像の数々を、じっくりと拝見。
ここ善水寺にも、重文に指定されている仏像が多く安置されています。湖南三山巡りだけで、一体どれほどの至宝に出会うことができるのか・・・・・・ これほど"贅沢な"旅はめったにあるものではないでしょう。善水寺でまず鑑賞できるのは、本堂外陣にある二体の仁王像。力強く足を広げる姿は圧巻の迫力で す。内陣へ進むと、梵天・帝釈天・四天王・十二神将が祀られており、これらオールキャストがすべて一同に介する寺院は全国でも希少だとか。裏堂にも貴重な 仏像が並び、特に不動明王は県内最古のもの。ひんやり冷たいお堂の中でも、背中の炎が熱く感じる名作です。
寺号の由来となった湧き水で、渇いた喉を潤す。
善水寺を訪れる目的のひとつに、この寺の湧き水を挙げる人々は少なくありません。かつて桓武天皇が病に臥せった際に、この寺の湧き水を飲んで治癒し たという言い伝えから、善水寺という名がついたといわれています。境内にある水汲み場には清浄な水が滔々と流れ、ひとくち飲んでみると柔らかい口当たり で、のどの奥まで染み渡り、思わずもう一杯・・・・とお代わりしたくなる最高の美味。湖南三山をめぐった1日の疲れも、みるみる癒されていくようです。
※最新の情報は公式HPをご確認ください。
写真
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- 千灯会
- 節分会
- 青もみじ
- 紅葉ライトアップ
詳細情報
Information
- 拝観時の注意事項
- ・ペット同伴での拝観はご遠慮ください。
・三脚を使用しての写真撮影はご遠慮ください。
- 情報
- 【拝観時間】
・11月~2月 9:00~16:00
・3月~10月 9:00~17:00
【最終入山時間】
・11月~2月 15:30
・3月~10月 16:30
【閉門日】
なし
(法要時間内は内陣拝観は不可)
【拝観料】
1名料金 20名以上
大人 600円 550円
中高生 300円 250円
小学生 ※無料 100円
※は、保護者同伴時のみ
【駐車場】
・乗用車 80台
・大型車 4台
【その他】
・団体の方は要予約、個人の方は予約不要
・障がい者割引はございません。おひとりで拝観できない方は介助者と2人で600円となります。
- アクセス
- 【所在地】
〒520-3252
滋賀県湖南市岩根3518
【公共交通機関】
・JR草津線「甲西駅」下車、コミュニティバス「下田線」乗車「岩根」バス停より徒歩約10分
・JR草津線「甲西駅」下車、タクシー約10分
・JR草津線「三雲駅」下車、タクシー約15分
【車】
・名神高速道路「栗東湖南IC」より約20分
・名神高速道路「竜王IC」より約15分
・新名神高速道路「甲賀土山IC」より約30分